国際サンパウロ · 南北アメリカ
サンパウロでクレーンがモノレール軌道に倒れ、列車が衝突 部品は道路に落下
クレーンの部品が交通量の多い道路に落下し、走行中の車をかろうじてかすめた。クレーンの操縦士は負傷したが、乗客にけがはなかった。
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ブラジル最大の都市サンパウロで10月24日(土)、移動式クレーンがモノレール路線の高架軌道に倒れた。直後に走行中の列車がクレーンの部品に衝突し、部品は交通量の多いプロフェッソール・ルイス・イグナシオ・アニャイア・メロ大通りに落下した。自動車やオートバイ、歩行者のすぐそばをかろうじてかすめたという。
消防によると、クレーンの操縦士は負傷し、所属する会社が手当てをした。運営会社のメトロ(Metrô)によれば、乗客にけが人は出ていない。
列車がクレーンを軌道から引きはがす
メトロによると、クレーンは鉄道システムの外側、市東部のサン・ルーカスやヴィラ・プルデンテ周辺にある隣接の事業用地に置かれていた。クレーンは、オラトーリオ駅とサン・ルーカス駅の間、カミーロ・ハダッド駅付近にある15号線(プラタ)の軌道桁に倒れ込んだ。消防によると、クレーンはいったんコンクリート構造物の上にとどまり、列車に引きずり落とされた。
落下の際、配管、樹木、電線、商業施設の塀が損傷した。事業用地内では、駐車中の車両にもクレーンが当たった。動画には、配線に火花が散る様子や、道路で車がバックして避ける様子が映っている。
X(旧ツイッター)で拡散された動画には、列車がクレーンに衝突し、部品が道路に落下する瞬間が映っている。
列車は衝突後、前面が損傷したまま走行を続けた。乗客は次の駅で降り、列車はその後、整備のため運行から外された。
一部区間で代替バス
メトロは現地時間12時04分、ヴィラ・プルデンテ駅とサン・ルーカス駅の間の運行を停止した。この区間では、非常時対応のシステム「Paese」による代替バスが走っている。15号線(プラタ)は、ブラジル初の大量輸送向けモノレール路線で、需要の高いサンパウロ東部を結んでいる。
サン・ルーカス駅とジャルディン・コロニアル駅の間では、列車が速度を落とし、停車時間を長くして運行している。メトロによると、カミーロ・ハダッド駅からサン・ルーカス駅までの軌道は送電が止められた。アニャイア・メロ大通りでは、都心方向の交通が遮断された。
消防への通報は現地時間11時35分から11時47分の間にあった。放送局バンド(Band)によると、消防車両少なくとも6台とオートバイ2台が出動した。消防の初期の調べでは、モノレールの構造物に損傷はないとみられるが、念のため運行は停止された。構造物の点検のため、民間防衛機関デフェーザ・シビル(Defesa Civil)にも出動要請があった。
原因はまだ不明
クレーンが倒れた原因はまだ分かっていない。ある従業員はテレビ局TVグローボに対し、クレーンはコルテジア・エキパメントス(Cortesia Equipamentos)の所有で、以前から敷地内に置かれていたと話した。事故の時点でクレーンが稼働していたかどうかは知らないという。
メトロは、原因を後日調査すると発表した。路線全体がいつ通常運行に戻るかは、現時点で分かっていない。