国際ピネタウン(南アフリカ) · アフリカ
南アフリカでカージャック未遂、父親が応戦し襲撃犯1人死亡
ダーバン近郊ピネタウンのドライブレコーダー映像に、武装した男たちを父親が撃退する様子が映っている。警察によると容疑者1人が死亡し、家族にけがはなかった。
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南アフリカのピネタウンで起きたカージャック未遂事件の映像が、22日(木)からインターネット上で拡散している。映像には、自宅敷地の前で行く手を阻んだ武装した男たちに対し、父親が発砲する様子が映っている。警察によると、容疑者とみられる男の1人が致命傷を負い、父親と子ども2人にけがはなかった。
事件は10月9日の夜、クワズール・ナタール州のダーバン都市圏にある郊外の町ピネタウンで起きた。警察のポール・マグワザ報道官(中佐)によると、身元不明の男たちが乗った白い車が、敷地から出ようとした父親と2人の子どもの行く手をふさいだ。容疑者側が先に発砲し、男性が応戦したという。
マグワザ氏は、残りの容疑者は逃走したと述べた。警察は殺人未遂とカージャック未遂の容疑で捜査を開始するとともに、容疑者の死亡についても調べている。SNS上で伝えられた襲撃犯3人死亡との情報について、警察は確認していない。
ピックアップトラックの窓から発砲
ドライブレコーダーの映像では、父親が助手席に娘を乗せ、白いピックアップトラック(南アフリカでは「バッキー」と呼ばれる)で敷地の私道から出る一方、息子は門のそばに立っている。白い車がゆっくり近づいて止まり、道をふさぐ。複数の男が車から降りて走り出す。カメラのタイムスタンプは現地時間の午後8時5分ごろを示している。
ニュースサイトSwisher Postの説明によると、武装していたのは3人。1人は息子に駆け寄って頭に銃を突きつけ、別の1人は運転席の父親に向けて発砲したという。父親はすぐに自分の銃を取り出し、娘をかばいながら窓から撃ち返したとされる。
ピックアップトラックは前方に動き、フロントガラスが割れた。さらに銃声が続く中、息子は助手席から妹を引っ張り出したという。約30秒間に25発以上の銃声が響いたとされる。車両には多数の銃弾が当たった。
アカウント「VehicleTracker8」が、このドライブレコーダーの映像をXに投稿した。
警備会社は父親を「英雄」と称賛
南アフリカでは運転手を狙った強盗が多発している。同国警察(SAPS)のデータによると、四半期ごとに数千台の車が奪われており、銃器が使われることも多い。クワズール・ナタール州は特に被害が大きい。南アフリカの法律では、違法な攻撃が差し迫っていて、反撃が必要かつ相当な範囲にとどまる場合、正当防衛が認められる。
警備会社マーシャル・セキュリティーの広報担当アンドレアス・マティオス氏は、父親を英雄と呼んだ。男性はまず家族を守り、その後は教科書どおりに撃ち返したと述べ、模範的な対応だったとした。